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中国外文局で『方大曽:消失と再現』出版記念式・中国人民抗日戦争記念館贈呈式

 

 

 

『方大曽:消失と再現』出版記念式・中国人民抗日戦争記念館贈呈式が2017年7月3日午後、中国外文局で行われた。中国外文局の陸彩栄副局長、同書の作者で中国中央テレビ局ドキュメンタリーチャンネルの副総監、シニアエディターの馮雪松氏、中国人民抗日戦争記念館特別代表・情報資料部主任の許維国氏、河北省保定市政府の斉志明常務副秘書長、保定市地方誌弁公室主任・方大曽記念室責任者の孫進柱氏、中国撮影出版社の元副社長で有名な撮影史学者の陳申氏、方大曽の親族代表はじめ『方大曽:消失と再現』を出版した新世界出版社の関係者らが出席した。

 

方大曾の撮影作品 

 

方大曽は「盧溝橋事件の現場を最初に報道した記者」として有名で、抗日戦争期間中で最も活躍した中国人従軍記者、ジャーナリストだった。彼は映像と文字を通じて、戦争時代の歴史の真相を記録した。新世界出版社が改訂・再版した『方大曽:消失と再現』は内容がより豊富になり、作者の馮雪松氏がこの3年来、発見した方大曽の新たな事績や方大曽自身や彼の作品に対する新聞学史、撮影史、歴史学における価値に対する社会各界の評価を加え、さらに方大曽の事績、精神、意義に対する最新の研究成果を増補した。

出版記念式では、新聞史学界の泰斗である方漢奇氏が新刊に対するメッセージを寄せ、今回出版された『方大曽:消失と再現』が中国の新聞事業史における人物研究や中国戦争撮影史研究に対する大きな貢献だと、評価した。

 

 

中国外文局の陸副局長はあいさつで、方大曾は新聞事業史における伝説的な人物であり、レンズを通して戦争の悲劇を記録し、同時に、わが民族の先人が、悲劇が起きた時でも発揮した不撓不屈の精神も記録した、と述べた。その上で、同書の作者馮雪松氏がたゆまず探し続けてきたおかげで、歴史に埋没していた撮影家の人生の物語が広く知られるようになったことを感謝した。

馮氏は今回新世界出版社と協力して出版した本書が中国外文局と新世界出版社という海外出版発行のチャンネルを借りて、世界各地の読者の手に届き、方大曾と彼の撮影作品、ニュース報道を通じて、抗日戦争の真相を知り、歴史を銘記し、平和を大切にしてもらいたい、と述べた。

張海鴎新世界出版社総編集長は、中国外文局傘下の出版社として、終始、社会利益を最も重んじ、社会的責任を銘記し、プラスエネルギーを発揮して行くという考えを明らかにした。さらに、今後引き続き「方大曾」や「馮雪松」のような「物語性のある中国人」をもっと紹介し、彼らの「走出去(海外発展)」を支援する決意を述べた。

 

 

新刊発表会のあと、新世界出版社から中国人民抗日戦争記念館、方大曾記念室への新刊贈呈式が行われ、中国人民抗日戦争記念館の許特別代表許氏、方大曾記念室の孫氏が贈書を受け取った。

 

人民中国インターネット版2017年7月5日

 

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