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高気温続く「かまど都市」で3大新消費サービスが人気

 

京東プラットフォームの6品目に関するビッグデータのうち、顔用の日焼け止めの売り上げの伸びが最も速く、ほとんどの都市で増加率が200%を超え、中には300%を超えたところもあり、長沙市はなんと514%増加した。

アイスクリームの売り上げデータは西安と重慶の2都市のものをみただけで、その驚異的な伸びがうかがえる。西安はここ1ヶ月間の売り上げ数増加率が529%に達し、売上高は同1102%増加した。

上海で最大の冷飲料メーカーは現在、製造ラインを増設し、一日20時間連続で稼働させており、従業員は残業してアイスキャンディーやロックアイスを製造している。現在の一日あたり供給量は120トンで、閑散期に比べてほぼ2倍に増えたという。

地球の気候変動という大きな背景の中で、ますます多くの中国都市が「かまど」の仲間入りをしている。気象関係の資料によると、中国では1951年から2010年までに、全国の平均気温が1.38度上昇し、極端な高気温による事件が頻発し、高気温の日数が増加したことがわかる。

「焼けるような暑さ」の中、これまでも必要だったエアコン、扇風機、冷たい飲み物、日焼け止め用品など暑さを避けるための商品だけでなく、「かまど都市」にはインターネットを利用した出前、生鮮食品の宅配、ネット予約車といった新しい消費スタイルが登場した。

21世紀経済研究院は、「かまど経済の勢いはビジネスチャンスがどこにあるかを示している。各種の通販プラットフォームは一斉に出動して新たな経済の鉱脈を掘り当てようとしている。小売り百貨店などの実店舗にとっては、経営の構想を切り開き、サービスを刷新し、クーラーの効いた部屋から出たくないたくさんの『暑さ恐い病』の人々が売り場に来て消費するよう引き寄せるにはどうしたらよいかが、重大な課題となっている」と指摘する。

 

「人民網日本語版」2017年8月1日

 

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