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日本の若者は「731部隊の真実」をどう見るのか?
 

山根彩夏                                      

731部隊のことをなにも知りませんでした。戦火を交えずこのような形で失われた命がたくさんあることに驚きました。命を救う方法を知っている方法を知っているはずの医者が主体となって人体実験をしていたこと、母乳を必要とする子がいる女性にも人体実験をしていたこと、死ぬまで何度も何度も繰り返して人体実験をしていたこと、残酷だと思いました。また、人を救うために科学者になった人もいたのに、このようなことをして、戦争が終わった後どんな気持ちで生きていくのだろうと思いました。多くの中国人を実験に使用し、殺していて、匪賊について詳しい知識はないけれど、どんな人であっても実験材料にしてそれを意味のあるものだと思う世の中であってほしくないし、日本の世論がそれを加速させていたという事実はとてもショックでした。戦争によって多くの人の道徳が失われていったことを感じました。今これら事実を変えることはもうできないけど、私たち日本人が知るべき過去だと思います。

三原千佳                                       

731部隊についての映像を見てショックでした。戦争については小学校の頃から授業や本、メディアを通して知る機会が何度もあったけど、731部隊の存在や人体実験の事実は初めて知りました。日本と敵国だった人を匪賊と呼び、特に多くの中国人が被害にあった人体実験に日本全体が肯定的であったことが信じられないし、本当にひどいことだと思いました。そのような施設が元々、中国に建てられていたということは意図的に最初から中国人で人体実験をしようと考えていたのではないかと思いました。細菌の実験やそれを人体に行うことが悪いことだとわかった上で、世界にひた隠し行なっていたのは卑怯に感じました。軍部と大学、また金銭が関わってこのようなことに至ったことに心が痛くなりました。人を同じ人とは思わず残虐な行為をすることは世界の歴史を見ても多々あります。異なる国に生まれただけでなぜそこまで出来るのか不思議でしょうがありません。戦時中、日本の世論がそのような考えであったことをとても恥ずかしく思います。大多数の意見に信念を持って間違っていると言える勇気や正反対の考えを述べても許される空気がある日本でありたいと心から思いました。世界の人々を救う技術が悪用され、多くの人が殺されるようなことを二度と起こらないようにしたいです。

 

人民中国インターネット版2017年8月24日

 

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