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シルクロードの敦煌で対話 民心の通じ合いを共に促進

敦煌国際エキシビションセンターに19日午前、来賓が集まった。中国側代表の他、126の国と国際組織の外国メディア265社の代表が一堂に会し、人民日報社主催の「一帯一路(the Belt and Road)」メディア協力フォーラム2017に出席した。人民日報海外版が伝えた。

■「一帯一路」の「拡声器」「種まき機」「推進器」になる

「一帯一路」メディア協力フォーラムは4年連続の開催で、中国主流メディアの開催する規模が最大、参加国家・国際組織が最多、外国メディアの参加が最多、代表性と影響力が最大の盛大な世界的会合となっている。

張平・全人代常務委員会副委員長は「一帯一路」メディア協力フォーラムの過去数年間の成果を賞賛。シルクロード精神の「拡声器」、シルクロード親善の「種まき機」、シルクロード協力の「推進器」となるよう各国メディアを激励した。

楊振武・人民日報社社長は「過去4年間、フォーラムは協力の品位を高め続け、協力の種類を豊かにし続け、協力の品質を高め続け、「一帯一路」建設を力強く促進した」と指摘した。

今年5月、「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが北京で成功裏に開催された。こうした中、今回のメディア協力フォーラムは新たな出発点を迎え、新たな道程を待っていると言える。これまでのフォーラムを踏まえ、今回は6つの面からメディア協力をさらに推し進める。(1)「一帯一路」メディア協力青書の発表(2)人民日報社国際問題研究センターの設立(3)人民日報社「一帯一路」報道協力センター及び「一帯一路」国際共同取材の始動(4)「一帯一路」地域協力連合の設立(5)「一帯一路」文化センターの設立(6)『シルクロード華章――「一帯一路」建設成果報告』叢書中国語版・英語版の出版だ。

今後のメディア交流面で、人民日報社はニュース共有を強化し、「一帯一路」原稿バンクを構築する。政策研究を強化し、「一帯一路」シンクタンクを設立する。情報の整理統合を強化し、「一帯一路」データバンクを建設する。業務交流を強化し、「一帯一路」人材バンクを設立する。楊社長が述べたように「民心の融合は長い間力を入れ続け、成果を挙げる必要がある。この方面でメディアの存在は不可欠であり、やれる事も多くある」のだ。

■「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」を堅持 「一帯一路」は各国にチャンスをもたらす

過去4年間に世界100余りの国と国際組織が「一帯一路」建設を積極的に支持し、これに参加し、国連総会と国連安保理も重要決議に「一帯一路」建設の内容を盛り込んだ。「一帯一路」建設は次第に理念から行動へ変わり、ビジョンから現実へと変わっている。

フォーラム開幕式で商務部(商務省)の李成鋼部長助理(次官補)は「2018年から、中国はさらに貿易と投資の円滑化水準を高め、インフラ・コネクティビティ事業の実行を推進し、国際大通路を開き、さらに多くの国々と商用ビザ投資モデルを推進する」と表明した。

「一帯一路」イニシアティブの多大な成果を外国メディアの来賓は次々に賞賛した。

スリランカ紙「デイリー・ミラー」副編集長は人民日報海外版の取材に「中国が『一帯一路』イニシアティブを推し進める過程で、壮大なビジョンと計画を多く持っていることに、深い印象を受けた」「中国で学んだ経験を同胞たちに伝え、共同発展をより良く促進したい」と述べた。

■「一帯一路」の「行者」「使者」「歌者」になる

歴史において、古代シルクロードは各国の友好的往来に新たな窓口を開き、人類の発展・進歩に新たな一章を記した。新たな出発点において、いかにして「一帯一路」の「行者」「使者」「歌者」となり、「一帯一路」を文明の道とし、文明間の交流によって文明間の溝を乗り越え、文明間の相互参考によって文明間の衝突を乗り越え、各国の相互理解・相互尊重・相互信頼を後押しするかにおいて、メディアは重い責任を担っている。

スペインEFE通信の社長は「古代シルクロードは商業の発展を代表するだけでなく、文化伝播の道だった」と指摘。「今日、思想・知識交流の任務はメディアの肩にかかっている。『一帯一路』メディア協力フォーラムは報道関係者間の思想交流の助けとなる」との考えを示した。

日本・科学技術振興機構の沖村憲樹特別顧問は人民日報海外版の記者に「『一帯一路』メディア協力フォーラムは全世界の多くのメディアが一堂に会する、大変良い交流の場だ」「開幕式での来賓の発言に深い印象を受け、『一帯一路』への理解も増した。フォーラムが開催されるごとに良くなることを希望する」と表明した。

 

「人民網日本語版」2017年9月21日

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