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国慶節連休:国内観光客数は7億500万人、国内観光収入は5836億元

国家観光局データセンターの総合的な計算によると、2017年の国慶節(建国記念日)及び中秋節に伴う10月1-8日の8連休中、全国の国内観光客数は延べ7億500万人に達し、国内観光収入は5836億元に達した。うち1-7日を前年同期と比べると、それぞれ11.9%増、13.9%増となった。

1.全域旅行が活況、観光経済が新記録を更新

連休中、一般人の観光の需要が旺盛で、全域旅行が活況を呈した。各地の観光客数、観光収入は前年同期比で増加した。一部地域の観光客数と収入は下記の通り。

人気のある地域と都市の観光が、活況を維持した。遼寧省の観光客数は前年同期比9.3%増の延べ4544万人で、観光収入は9.7%増の259億4400万元。江西省の観光客数は13.56%増の延べ6087万2100万人で、観光収入は25.97%増の368億5600万元。山東省の観光客数は14.0%増の延べ7065万5000人で、観光収入は16.1%増の559億6000万元。

2.個性と品質重視で消費をけん引

観光市場の「パイ」が拡大を続ける一方で、観光消費構造は個性重視・品質重視にアップグレードしている。観光からレジャー、スポットから全域へと、観光客の需要が多様化し、目が厳しくなっている。体験とレジャー重視のスポーツ・フィットネス旅行、科学技術旅行、健康旅行、美食旅行、農村農業活動などが、多くの観光客から注目されている。

3.自家用車で家族旅行が主流に

高速鉄道と高速道路網の整備に伴い、団体旅行に代わり自家用車を使った旅行が主流になっている。バスで観光スポットを巡る旅行の時代が終わり、移動時間を短縮しゆっくり観光地を巡ることが新しいスタイルになっている。連休中、多くの観光客が家族旅行を選んだ。旅行を通じ家族の絆を強め、暮らしをより幸せにした。

連休中に湖南省の長沙市、韶山市、張家界市などを訪れた観光客のうち、他省からの観光客が6割以上を占めた。長沙南駅が旅行会社向けに予約販売した高速鉄道団体チケットだけでも、3万枚を突破した。広州南駅から人気スポットに向かう観光客が65%を占め、北京〜広州、上海〜昆明、アモイ〜深セン、海南島一周など、高速鉄道沿線に観光スポットのある駅を利用する観光客が急増した。安徽省重点観光スポット、農村観光スポットの自家用車利用率は7割以上に達した。データによると、連休中の国内のシェア宿泊予約件数が126%増となった。観光はバスを使った観光地巡りから体験の掘り下げに移り、観光客が現地に留まりお金を落とすようになった。

4.域外旅行市場は安定、フリープランがトレンドに

域外旅行市場は安定を維持した。団体客の割合が低下を続け、フリープランの観光客の割合が上昇を続けた。短距離旅行の割合が低下し、長距離旅行の割合が上昇した。一部の観光客は有給休暇を利用し連休を長くしている。ショッピングではなく体験の掘り下げを求める域外旅行客が増えている。

国家旅行局域外団体旅行システム及びネットワークビッグデータによると、連休中の域外旅行客数は延べ600万人を超える見通しで、うち団体客は延べ64万190人。観光客は300弱の都市から出発し、世界88カ国・地域の1155都市に向かった。観光客が多かった国はロシア、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシアの順。都市はモスクワ、サンクトペテルブルク、バンコク、パタヤ、シンガポール。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月9日

 

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