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GDP世界第2位の中国、世界経済への寄与率が米欧日の合計超えるのはなぜ?

  中国経済のスピーディな成長とともに、国際影響力も大幅にアップしている。IMFと世界銀行の推算によると、2013年から2016年まで、中国の世界経済への寄与率は平均で31.6%で、米国と欧州、日本の寄与率の合計を上回り、世界1位となった。IMFは2017年における中国の世界経済への寄与率は34.6%に達すると予測している。

中国とグローバル化シンクタンク副主任何偉文氏はインタビューを受けた際に、「中国の輸入量の増加は速く、世界各国により多くの輸入市場と資金源を提供している。また、我々がグローバル化と『一帯一路』(the Belt and Road)を積極的に推進していることもすばらしい役割を果たしている。なぜなら貿易と投資は世界経済成長にとって重要なエンジンであるからだ」とした。

世界貿易機関の統計によると、1-8月の中国商品の輸入額が世界における割合は10.9%で、前年同期比で0.7ポイント上昇した。商務部(省)協力司の担当者によると、中国企業の「一帯一路」沿線57ヶ国への新規投資は延べ96億ドルで、同期総額の12.3%を占め、昨年同期より4ポイント向上したとしている。

また国務院参事室の姚景源特約研究員は、「ここ5年、中国経済は自身の成長を実現したばかりではなく、世界経済の成長にも寄与してきた。輸出面において、確実な成長によって世界各国に安くて上質な商品を提供することを可能にし、他国の成長を支えることができるのと同時に、中国は世界最大の輸入国でもあり、その輸入もまた世界経済の発展を牽引している」と述べた。

また姚景源氏は、「中国は近年来、常に国際舞台で経済のグローバル化を堅持し、『一帯一路』を促進し、貿易保護主義に反対している。これは制度面から世界経済の成長に大きく寄与している」とも指摘した。

▽成長が更に穏やかに

供給側の構造改革が進むとともに、中国経済は高度成長から質の高い発展の時代に移行している。また経済成長は過去の投資や輸出への依存から消費や投資、輸出などの原動力が協調して牽引する局面へと変わっている。

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