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中国文化祭 日本各地で開催

于文=文

9月から来年1月まで、東京をはじめ日本各地で、中国文化祭が華やかに開催されている。

9月15日の開幕式には、中国から文化部(省)の趙少華副部長(次官)や崔天凱駐日中国大使、日本からは玉井日出夫文化庁長官や各界の人々、さらに在日華僑ら約千人が参加、内蒙古自治区からやってきたオルドス(鄂爾多斯)歌舞団が公演し、式典に華を添えた。

中国文化祭の一環として、来年の1月11日まで東京の上野の森美術館で開催されている「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」の展覧会(大広提供)

東京で行なわれた京劇の公演に登場した人物たち(汎企画提供)

今回の中国文化祭では、このオルドス歌舞団を含め30以上の公演と展覧が催される。その中には「京劇の花―梅蘭芳展」「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」「2009東京中国映画展」「周恩来展」や昆劇『竹取物語―月亮公主(かぐや姫)』、中国少年民族管弦楽団の公演などが含まれている。

中でも日本の観客から好評を得たのは、東京での京劇の公演で、中国国家京劇院による『呂布と貂蝉』は、日本の三国志ブームと重なって人気を呼んでいる。さらに北京、上海、湖北の各京劇院の公演もある。日本の観客にとって京劇の台詞や歌の意味はよくわからないが、役者の表現力や歌唱力、台詞回しを絶賛する人も多い。

一連の京劇公演を企画した津田忠彦プロデューサーは「京劇の持っている魅力の多面的な面白さを日本の皆さんに知って欲しいと思って企画しました。京劇に対する固定観念を変えていただけるチャンスともいえます」と言っている。

また崔天凱大使はこう述べている。

「中国文化祭は、新中国成立以来、文化領域で勝ち得た大きな成果を、さまざまな形式で示すことによって、日本の皆様に多種多様な文化を楽しんでいただくものです。2007年には中国文化年が、2008年には中日青少年交流年が行なわれましたが、中国文化祭はこれに続く大型の文化交流活動です。中日文化交流の歴史に残る催しとなるでしょう」

 

人民中国インターネット版 2009年12月26日

 

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