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観光庁、日本国家旅遊局が2014北京旅博会に出展
外国人観光客にさらに免税優遇を

 

 

北京国際旅遊博覧会2014(BITE2014)の日本の出展ブース

 

 

北京国際旅遊博覧会2014(BITE2014)が6月27日~29日に国家会議センターで開催された。日本の観光庁や日本政府観光局も日本の各地方自治体、旅行会社と共に出展し、日本観光の魅力を紹介した。各ブースでは日本各地の特色ある観光資源だけでなく、日本の超人気キャラクターHello Kittyも登場し、来場者を盛り上げた。

 

現場を訪れた日本国国土交通省大臣太田昭宏(左から2人目)

 

また、太田昭宏国土交通相も会場を訪れ、日本観光の魅力を伝えた。中日両国はすでに双方による観光交流を促進していくことで合意しており、中国人の訪日観光客および日本人の訪中観光客の増加を実現するため互いに努力していくという。また、2011年より開催が停止されている日中韓観光大臣会合に関しては早期に日本で行われる模様。

近年、中国人の訪日観光客は増加の一途をたどっており、日本の観光庁のデータによると、2014年1月から5月までの間、中国人観光客数は累計830万人を突破し、昨年同比で90.8%の増加となった。

 

訪日ツアー観光地の多様化を

 

日本の超人気キャラクターHello Kittyも登場し、来場者を盛り上げた

 

従来の日本観光ツアーは、東京から入国し、西に下って大阪から出国し、中国へ戻るというゴールデンルートに重きをおいていたが、中国人観光客の日本に対する総合的な理解を促すため、今年に入り観光庁は、上記のルートをさらに強化すると共に、中国人観光客に日本各地に目を向けてもらえるように、中でもとりわけ九州地方のPRに力を注ぐ。

中国大陸に最も近い九州には、福岡の豚骨ラーメンや長崎のハウステンボス、佐賀の佐賀牛、大分の別府温泉、熊本の阿蘇山、宮崎の高千穂岳、鹿児島の桜島など観光の魅力は満載だ。

また、発達した交通システムや良好な治安、整ったWi-fi環境を有する日本は、個人旅行にとても適している。今年、日本はインターネットによる宣伝をさらに強化し、高級感ある日本のイメージを伝え、中国人観光客の訪日ファンを育み、日本観光のリピーター増加をねらう。

 

外国人観光客にさらに免税優遇を

 

日本の魅力を紹介

 

現在日本では、大型クルーズ船ツアーや各大手旅行会社との協力などを通じたツアー旅行の増加を試みている。特に青島、成都など各省の中心都市での知名度をアップさせ、訪日観光客のさらなる獲得を目指す。

このほかに、観光庁は外国人観光客に免税という具体的な政策も打ち出した。従来と同様に家電製品や装飾品、衣料品、靴、カバン等の商品が免税されるだけでなく、2014年4月からは食品や飲料、薬品、化粧品なども免税対象となった。つまり中国人観光客は日本で、免税マークのあるお店で購入するすべての商品において免税が受けられる。現在、日本国内で免税マークのあるお店は4000店舗あり、日本でのショッピングをいっそうお得で魅力あるものとしている。(写真提供=共同拓信公関顧問(上海)有限公司 北京分公司)

 

人民中国インターネット版 2014年7月2日

 

 

 

 

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