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「笹川杯全国大学日本知識大会2016」武漢大学にて閉幕

 

写真·文=孫立成

公益財団法人日本科学協会、武漢大学主催、武漢大学外国語言文学学院が運営する「笹川杯全国大学日本知識大会2016」が10月22~23日に武漢大学外国語言文学学院で滞りなく行われた。大会の開幕式、閉幕式には、日本財団の尾形武寿理事長、日本科学協会の大島恵美子会長、在中華人民共和国日本大使館の菊池信太郎一等書記官、武漢大学党委員会、常務委員の應惟偉副学長、武漢大学外国語言文学学院黄宏発書記、杜青鋼院長などが出席した。

開会式のあいさつを述べる武漢大学党委員会、常務委員の應惟偉副学長

 

大会には全国106の大学から424名の教師、学生らが参加した。23日の団体と個人の決勝戦では、武漢大学、中央財経大学と吉林大学珠海学院が団体のトップ3位を勝ち取り、また武漢大学の胡益頔さん、蘇州大学の姜英澤さん、洛陽外国語学院の龍祥さんのそれぞれが個人戦におけるトップ3位を獲得した。選手たちが更に日本の理解を深め、両国青年の友好的な交流が促進されるべく、日本科学協会は本大会の団体戦と個人戦におけるトップ3位を招待し、来年、日本財団の資金的支援によって8日間の日本訪問遊学を行う予定だ。

団体優勝の武漢大学に賞杯を授与する日本財団尾形武寿理事長(左端)、武漢大学党委員会、常務委員の應惟偉副学長(右端)
個人戦優勝者の武漢大学学生の胡益頔さんに一等賞を授与する日本科学協会大島美恵子会長(右)
個人戦を受賞したトップ3位
団体戦を受賞したトップ3位
受賞者に賞を授与する在中華人民共和国日本大使館の菊池信太郎一等書記官
受賞者に賞を授与する人民中国雑誌社王衆一総編集長

 

笹川杯全国大学日本知識大会は2004年に始まり、日本財団の特別協賛を得て、現在に至るまで年々規模を拡大させてきた。日本科学協会会長の大島美恵子氏はあいさつの中で、次のように述べた。今大会は大会の開催以来、参加教育機関数が初めて100校を突破した。日本大使館からも「日中交流月間」のイベントの一つとして選ばれ、記念すべき大会の一つであった。また同氏は現在、両国関係には改善の兆しが見られ、今後は必ず重要な協力関係になると信じており、知識大会のような活動の継続的な開催を通じて、両国の若者の間の相互理解が促進されることを願っているという。

閉会のあいさつを述べる日本財団尾形武寿理事長

 

日本財団の尾形武寿理事長は、閉会のあいさつで「国に対する理解が深まるほど、その魅力を深く理解することができる。皆さんが、互いに正面から等身大に相手を見ることを期待する。親日派を生むのではなく、多くの知日派の育成を期待している」と述べた。また「1999年から中国の大学への図書寄贈活動の実施を始めたが、現在では寄贈図書数は360万冊を超え、受け取った大学は61校に達する。今後の目標は100校に図書を寄贈し受理してもらうこと」である旨を確信をもって語った。

メディアの取材に答える日本財団の尾形武寿理事長と日本科学協会の大島美恵子会長

 

 

人民中国インターネット版 2016年10月28日

 

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