胡錦濤主席、中日首脳の定期相互訪問を提案

 

胡錦濤国家主席は7日、日本の福田康夫首相と東京で会談した。会談で胡主席は、両国の交流と協力の拡大について、以下の重要な提案を行った。

 

(1)ハイレベル往来の維持

 

両国は首脳同士の定期的な相互訪問を実施すると共に、多国間協議など国際的な場での会談を継続する。

 

(2)経済貿易・科学技術協力の促進

 

ハイレベル経済対話を強化、改善する。技術貿易やイノベーション分野の協力を強化する。中小企業協力を推進する。知的財産権の保護に関するノウハウを共有する。原子力の平和利用で協力する。

 

(3)環境保護協力の推進

 

水質汚染対策・省エネ・排出削減に関する技術の交流と協力を強化し、循環型都市に関する協力を拡大する。

 

(4)人と文化の交流の拡大

 

中日平和友好条約締結30周年を契機に、人と文化の交流を大々的に推進する。青少年交流の長期的な枠組を構築し、文化センターの相互設置を早期に実現する。

 

(5)防衛交流の強化

 

防衛当局間のハイレベル相互訪問を強化し、各レベルの防衛交流・協力を拡大する。

 

福田首相はこれらの提案に賛意を表明した。

 

両首脳はこのほか、引き続き協力を強化し、日本が中国に遺棄した化学兵器の実質的な廃棄を早期に開始すること、気候変動対策、朝鮮半島の非核化、東アジア協力の推進、アフリカの開発支援などでの協力を強化することでも合意した。

 

「人民網日本語版」 2008年5月8日

 

 

 
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