震災地の主要水力発電所、危険性チェックを全て完了

 

水利部の震災救援四川チームによると、四川省被災地にある主な水力発電所の危険度チェックはすでに全て完了した。関連部門は、これに基づく多くの措置を取り、二次災害の防止に努めている。「新華網」が伝えた。

 

地震被害の深刻となった岷江・嘉陵江・沱江の上中流には大小1000カ所の水力発電所がある。これらの水力発電所で地震によって生じた危険性に対処するため、水利部は、主な水力発電所に緊急チームを派遣して調査にあたっていた。比較的大きなダムを持つ水力発電所は特に重点的に検査された。

 

緊急調査チームは連日、阿バ・成都・綿陽・広元などに赴き、現地の関連部門との実地検査を実施。主な水力発電所44カ所の基本的な状況と危険性のチェックをほぼ完了した。また、地震湖の下流に位置する小規模な水力発電所43カ所に対しても、現地水利部門がまとめた調査状況の確認を行った。

 

その結果、岷江紫坪舗ダム上流の主要水力発電所では、9カ所の水力発電所で地震による危険性が発見された。そのうちの6カ所の危険性除去は27日夜までに全て完了。残る3カ所をみると、太平驛水力発電所の危険性はほぼ取り除かれ、映秀湾水力発電所の危険性も軽減され、耿達水力発電所の危険性除去作業も進展をみせている。

 

※阿バの「バ」は土へんに「貝」

 

「人民網日本語版」 2008年5月30日

 

 

 
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