日本の医療チームに期待

 

華西病院の整形外科の受入可能患者数は200人ほどだが、実際はその3倍の600人以上を受け入れていた。看護師は63人しかおらず、対応が追いつかない。他の科の看護師も応援に来たが、整形外科の専門知識がないため、患者の世話をするだけで精一杯。

 

整形外科の主任医師に、日本の医療隊員リストを見せると、この医師はすぐに老眼鏡をかけ、リストを両手で握ってじっくりと目を通し始めた。日本語は話せないが、日本語の漢字表記の医学専門用語に詳しく、その具体的な意味を一つひとつ説明してくれた。

 

「機会があれば日本の医療チームの整形外科の医師といっしょに手術をしたい」と主任医師は言ったが、残念なことに、日本の医師は今回、主に診断の協力をし、中国側といっしょに手術を行うことはなかった。

 

救急外来の若い医師に、日本人の医師といっしょに患者を診断することについて尋ねると、「すばらしいことだ。同じ症状でもより多くの解決方法を見つけ出すことができる。そのなかには、これまでと違う、もっといい方法があるかもしれない」と答えた。

 

人民中国インターネット版 2008年7月

 

 

 
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