地震による四川省の経済損失、1兆元超

 

四川省の黄小祥副省長は1日、米国からの訪問代表団との座談会で、6月28日現在、四川大地震による同省の直接的な経済損失が1兆元を超えたと述べた。中国新聞網が伝えた。

 

黄副省長によると、このたびの地震は1949年の新中国成立以来、最も破壊力が強く、最も範囲が広く、最も救援が難しかった地震だった。6月28日現在、死者は6万8683人、行方不明者は1万8404人、負傷者は36万358人、倒壊したり破損が深刻で使用不可能になったりした住宅、破損した住宅は約450万軒に達し、およそ1千万人が帰る家を失った。被災状況が深刻な地域の面積は10万平方キロメートルに達した。

 

地震後に崩れた建物の中から救助された人は約8万人、避難所に移された人は約800万人で、食事、衣類、飲み水、臨時の住居は基本的に行き渡っている。

 

現在、被災地における伝染病の大流行や食中毒などの突発的公共衛生事件は報告されておらず、衛生防疫担当者は重点防疫地点の446郷・鎮、4185村、677の臨時避難所をすべてカバーしている。

 

 

「人民網日本語版」2008年7月2日

 

 
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