チームメイトの遺影を持って出場した女子シッティングバレーの日本チーム

 

7日に行われた北京パラリンピック女子シッティングバレーボールA組予選で、日本チームはがんで亡くなったメンバーの浅野久美選手の生前の写真とユニホームを競技場に持ち込み、オランダチームと戦った。

浅野選手の遺影とユニホームを持っていたのは、補欠選手の坂本はるみ選手だ。試合が始まると坂本選手は、浅野選手の写真を隣の席に置いた。

実力の差で日本チームは0-3でオランダに負けた。試合の間、日本のコーチは何度もタイムアウトを取り、坂本選手は浅野選手の写真を持って、みんなと一緒にコーチの指導を聞いた。

 

健闘するメンバーたち

監督によると、浅野選手は美人で明るく、いつも笑顔でチームのメンバーに好かれていたという。中学時代に足を切断した浅野選手は、回復後、シッティングバレーボールを始め、一生懸命練習して日本代表メンバーになった。しかし2年後の2008年8月12日、浅野選手はがんで亡くなる。「チームのメンバーはみんな身体身障者で、普段の練習で深い友情を結んでいた。だからみんな非常に悲しんでいる」と監督は話す。

試合が終わった後も、浅野選手の写真とユニホームを手に持っていた坂本選手は、「北京に来てからも久美ちゃんはこうやって、私たちの練習や試合に参加した…」と声を立てずに泣いた。

 

「チャイナネット」2008年9月8日

 

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