改革開放30周年 中国農村の縮図・小岡村の変遷

 

安徽省鳳陽県の小岡村は中国農村の縮図であり、人々が大きな期待を寄せた村である。

普通の農村だった小岡村。真っ先に「家庭生産請負責任制」を実施し、数億人の農民の衣食問題を解決させたことで全国の注目を浴びたが、ほとんどの中国の農村と同じように、小岡村も短い期間で衣食の問題は解決したが、20年という長い間は豊かになれなかった。

最近、新しい農村建設のブームで、再び小岡村は革新の精神を発揮し、多様な土地の経営を模索して、伝統的な耕作から現代農業への転換を目指している。それは「現代農業―観光業―工業と農業のバランスのとれた発展」という、富をもたらす改革の探求である。

今の小岡村には、ブドウ園、養殖場、キノコ栽培が行われ、インフラ施設や学校、幼稚園、文化広場などの教育施設も整備されて、自家用車を持つ農民も増えつつある。

「家庭生産請負責任制」の実施で先頭に立った農民たち(資料写真) 小岡村の18人の農民が拇印を押した「家庭生産請負責任制」の契約書
簡単な道具で耕作している小岡村の農民 生産の現場
柴や落ち穂などを拾う子どもたち 当時の農民は屋根にチガヤを葺いた家に住んでいた
「鄧小平語録」と「家庭請負制度」の先頭に立った人たちの拇印が刻まれた大きな彫刻(2008年10月7日撮影) 今の小岡村(2008年10月8日撮影)
自家用車を洗う農民の厳德友さん 農民の新築2階建ての家
村民の韓慶紅さんの家には太陽熱温水器が設置されている 小岡村の子供たち(2008年10月7日撮影)

 

「チャイナネット」 2008年10月21日

 

 


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