「北京の名刺」・タクシーの歴史

 

1984年に天津で量産され始めたダイハツのワンボックスカー・ハイゼットは、北京最初のタクシーとして多く使われ、90年代初期、北京の街には「面的」と呼ばれる黄色いワンボックスカーがあふれ返った。

しかし1998年、政府は排ガス規制を強めるために「面的」の廃棄を決定。1999年10月1日までに全ての「面的」はシャレードに代わった。その後、生活レベルの向上にともない、シャレードよりランクが上のシトロエンZXやフォルクスワーゲンのジェッタがタクシーとして使用されるようになる。

北京五輪前には再びタクシーの「更新」が行われた。その中でも最もよく見かける車種がヒュウンダイ自動車のソナタだ。またハイブリッド車やバリアフリー車なども登場し、北京のタクシーはますます世界の水準に近づいている。

 「面的」であふれかえった道路(資料写真)  北京飯店の前を走る「面的」(1993年撮影)

北京から姿を消す前のシャレード(2005年12月28日撮影)

北京駅で乗客を待つタクシーの列(2006年5月20日撮影)

人気司会者の楊瀾さんが試乗しているのはハイブリッドタクシー。楊さんは「五輪新エネルギー乗用車」のイメージキャラクターも務めた(2008年7月11日撮影)

バリアフリータクシーを珍しそうに眺める人たち(2008年9月3日撮影)

 

「チャイナネット」 2008年11月10日

 

 


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