改革開放30年:中国の電子情報産業規模は世界トップに

 

改革開放30年来の電子情報産業成果展示会が、10日に北京で開催された。中国の電子情報産業の売上高は、1978年の14億5000万元から2007年の5兆6000億元になり、産業規模は3850倍に拡大して、世界のトップを占めるようになった。

中国の電子情報産業はこの30年、主に軍事用から世界の製造基地に転換し、対外貿易総額における電子情報産業の輸出額の比率も0.3%から37%に上昇。

また珠江デルタや長江デルタ、環渤海地域では、3つの電子情報産業ベルトが形成され、携帯、マイクロコンピューター、デジタル電話交換機、カラーテレビ、デジタルカメラなどの電子製品の生産高は世界一に。またレノボや華為技術有限公司、中興通信など一連の中国企業は地域を越えて発展した。

中国が自主的な知的所有権を有するTD-SCDMAや、デジタルオーディオプレイヤー、デジタルビデオなどの開発に成功したことは、国際規準の制定において中国の発言権も強まっている。

30年の模索で電子情報産業は、主に次の4つの戦略的転換期を乗り越えた。

1.1978年から1980年代中期、軍事用だけから軍事用と民間用産業に転換

2.1980年代中期から1990年代初期、消費電子製品の生産開始

3.1990年代初期から1990年代末期、一種類の製造からハードの製造やソフトの生産、応用と情報サービス業の共同発展を実現

4.1990年代末期から現在、情報化が工業化をけん引し、工業化が情報化を促進させる新たな工業化の道

 

「チャイナネット」 2008年11月11日

 

 


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