「下海」(起業する)

 

92年、鄧小平が南方視察の談話を発表した後、国務院が企業経営を規制していた400部を超す文書を修正、廃止。すると、多くの官僚やインテリが私営企業に身を投じた。いわゆる「八仙海を越え、おのおの神通を顕す」である。

馮侖氏や潘石屹氏は当時の「下海者」。こうした一銭もなかった他郷人が不動産業に風雲を巻き起こす億万長者となった。さらに、2度起業した国家経済委員会の顧寧珂氏など、官僚も数多い。人事部の統計では、92年に辞職し起業した官僚は12万人。辞職せずビジネスの世界に入ったのは1000万人超。

起業ブームに沸き返った時、人びとはすでに「カネ」という字を避けることはなく、「恭喜発財(お金儲けができますように)」ということが口頭禅となった。北京では、この言葉には「ご飯を食べましたか」という伝統的な挨拶言葉に代わるほどの勢いがあった。人民日報は「金持ちになるには忙しく働かねば」と題する論評を発表。

 

 


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