建国記念祝典の最終リハーサル、18日に開催  
 

 

北京で18日夜、新中国建国60周年記念祝典の最終総合リハーサルが行われる。第1回リハーサルが先月末に行われてから、これが4度目のリハーサルとなる。関連情報が続々と公表されるに伴い、閲兵式、市民パレード、交歓の夕べなど祝典のメインイベントを覆っていたベールが次第に開かれ、中国国民が心を尽くして準備に臨んだ新中国の60歳の誕生日を祝う「バースディパーティ」の全容が明らかになりつつある。

新中国建国60周年記念首都閲兵式を担当する房峰輝・総指揮官によると、今回の閲兵式には、計56隊列が参加するという。これは、中国56民族の一致団結を象徴している。56隊列の内訳は、徒歩隊列14、装備隊列30、航空隊列12。1999年の建国50周年記念首都閲兵式と比べると、▽徒歩隊列が減り、装備隊列が増えた▽陸軍隊列が減り、海軍、空軍、第二砲兵などの隊列が増えた▽隊列の規模は全体的に縮小されたが、ハイテク部隊や特殊部隊が増えた--などの特徴が挙げられる。

今回の閲兵式では、早期警報飛行機、新世代軍事車両、新型レーダー、無人飛行機、衛星通信などの先進情報化装備を含む主要装備52台が披露される。全てが国産装備で、今回初めて披露されるものがほとんどだ。

歩兵部隊の特殊部隊と武装警察隊が今回の閲兵式で初披露されることは注目に値する。また、武装警察隊に属するテロ対策特殊部隊「雪豹突撃隊」の登場は、最大の見どころとなっている。

今回の閲兵式のもう一つの見どころは、閲兵隊列に3つの女性兵隊列、女性民兵隊列、女性パイロット隊列が参加する点で、新中国建国後、女性兵隊列の参加が最も多い閲兵式となる。3つの女性隊列と女性パイロット隊列の参加は初めて。

このほか、今回披露される隊列は主に「80後(1980年代生まれ)」と「90後(1990年代生まれ)」の新世代兵士で構成されており、兵士全体の90%を占めている。閲兵式では、国防・軍隊建設事業に活力あふれる頼もしい後継者がいることがアピールされるだろう。

 

 「人民網日本語版」2009年9月18日

 

 
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