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携帯とネットがもたらした庶民レベルの情報革命

 

新しい世界を拓いたインターネット

江西省南昌第一病院の外科医たちは、上海の医療専門家と、遠距離医療システムをつかって病状の診断を行っている(新華社)

すでに40年近い歴史をもつインターネットの世界では、中国の情報化時代は遅れてやってきた。1987年9月20日、中国兵器工業計算機応用技術研究所から西ドイツに向け、中国初の電子メールが発信された。その内容は「長城を越え、世界のどこにでも」というもので、この送信の成功は中国のネット通信の出発点となった。

1995年8月には、全国の24の省・直轄市が衛星によるインターネットを開通し、国際ネットワークへの接続を実現した。インターネットは中国人にとって、もはや遠い存在ではなくなった。

中国初のネットユーザーは1990年代に誕生したが、当時はパソコンを持っている人は少なかった。ネットユーザーは電子メールのほか、BBS(電子掲示板)にログインし、自分が見たものや行った場所、思ったことなどについて感想を述べることができた。当時はネットユーザーが少なかったので、今日のように自分の考えに、何千万の人々が書き込みをするというようなことは、誰も想像できなかった。

1997年、中国のサッカーチームがカタールチームに敗れたとき、「四通利方」社のネットフォーラムに、ハンドルネーム「老榕」が書き込んだサッカー評論は多くの人々を感動させ、わずか48時間に2万回以上のヒットがあった。当時、中国のネットユーザーは62万にすぎなかった。

今世紀になってインターネットが普及するにつれ、パソコンは普通の人々の書斎にも寝室にも置かれるようになり、インターネット通信は新しい時代を迎えた。2000年には、中国が自主開発のインスタント・メッセンジャー・ソフト「騰訊QQ」が流行し、中国のインターネット通信はリアルタイムの時代に突入した。家にいてもオフィスにいても、遠く離れた家族や友人、仕事のパートナーと連絡をとるのが便利になり、費用も安くなった。またビデオチャットで、相手の顔を見ながら友だちとしゃべることもできるようになった。

2009年2月9日午後2時、「騰訊QQ」の同時オンラインユーザーは5000万を突破し、ネットは人間味あふれる中国人のオンライン通信の場となった。現在、「QQ」「MSN」「Skype」などはいずれも、多くのネットユーザーにとって欠かせない通信手段となった。2007年初めの台湾地震で、中米間の海底ケーブルが切断され、一時的に「MSN」に接続できなくなった。このとき、多くのネットユーザーたちは世界と連絡できなくなったかのように、急に落ち着きを失った。

ここ数年、「中国移動(チャイナ・モバイル)」の総合的な通信サービス「飛信」が登場し、インターネットと携帯ネットの直接通信を実現した。これによってパソコンから携帯へ無料でショートメールができるだけではなく、歌や画像、オフィス・ファイルの伝送も自由に送ることができるようになった。「飛信」と携帯ネットは、中国のネット通信をさらに便利にし、いつでもどこでも必要な人と連絡ができ、必要な情報を検索できる。

いまやネット通信は便利で安く、ますます人々の日常生活の中で欠かせないものとなっている。(丘桓興・李家宇=文)

 

人民中国インターネット版

 

 

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