万博大好き!外国人とふれ合い世界広がる  
 

文・写真 岡田紘幸

2009年3月、「日本と中国、若者の未来の架け橋へ」をテーマに、日中国際親善協会中部支部という団体を立ち上げました。本部は東京に置き、中部の愛称は「チャイナル!日本」にしました。2010年の上海万博を迎えるため、「チャイナル!日本」は、今年、「上海万博にエールを!」を合言葉に、交流会や勉強会などいろんな企画を行っています。

伊藤えみりさん
今回は10月末の「国際交流~ハロウィンイベント~」の活動スタッフであり、愛知万博が大好きだった若者・中学1年生の伊藤えみりさんに、子ども目線から当時の愛知万博を振り返ってもらいました。

岡田:2005年当時の小学生にとって、万博はいかがでしたか?

伊藤:愛知万博は小3の時、全部で27回通いました。学校の遠足や家族で。外国人との交流が印象的でした。食べ物や民族衣装など、文化を知れたのもよかったです。パビリオンは、ほぼ周り回りましたね。楽しかった~。ウクライナ館では、スタッフの人と仲良くなったことも。食べ物はポーランド料理が好きだったかな。学校休んで、閉幕最終日も行ってしまいました(笑)。

あと同時に感じたのは、日本は恵まれた国であること。日本は家も食料も森もある。例えばヨルダンやイスラエルは砂漠地帯が多いと万博で知って、日本で生きている幸せを感じました。また他の国の魅力もわかりましたね。万博を通じて食の大切さを学び、環境に興味を持つことができました。

岡田:愛知万博後は、母親と一緒にいろいろ活動していますね。

伊藤:はい、母に連れられて「国際交流~ハロウィンイベント~」や「愛知万博ピンバッジ交換会」に参加。活動理由は、母が頑張っているので。思えば愛知万博閉幕後は、母と一緒に“万博廃人”状態になっていました(笑)。ハロウィンイベントを行った万博村の会・柴田さんや、ピンバッジの会の関係者もみんな、同じ気持ちでしたね。「残したい!」という思いでした。

伊藤さんの好きな愛知万博ピンバッジ

岡田:来年の上海万博、思うことはありますか?

伊藤:せっかく開催されるんだったら、愛知万博よりすごいことをやってください。他の国のことを知る楽しさ、ぜひ知ってほしいです。いつだったか、上海万博の映像を見る機会があって、興味はあります。私は金銭的な面など、行けるかどうかわかりませんが、行く意味がある内容になることを望みます。

岡田:しっかり考えていますね。ありがとうございました。

伊藤えみり略歴

 愛知県一宮市出身。中学1年生の13歳。万博愛好家の母親の影響で、今も万博大好き。将来の夢は「環境について、もっと考えられる大人になりたい」。

 

人民中国インターネット版 2009年12月3日

 

 
 
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