上海万博で「母子サービスセンター」を担う内蒙古伊利集団

フフホトの伊利の金川新工業園

記者団に向かい、上海万博の「母子サービスセンター」プロジェクトを説明する伊利集団の張剣秋・執行総裁

2010年上海万博は、7000万人の内外からの見学者を迎えると予想される。会場において、乳幼児連れの見学者に対し、どのようにサービスを行うかは一つの課題となっている。内蒙古自治区の取材期間に記者が得た情報では、内蒙古自治区の伊利集団は、乳製品メーカーとして唯一、上海万博の協賛メーカーであり、今年11月より、上海万博における「母子サービスセンター」プロジェクトに取り組んでいる。万博期間、同集団は、会場に40余りの専門的な「母子サービスセンター」を設置し、妊婦および乳幼児連れの見学者に対し、サービスを行う予定である。

ミルクの生産ライン 機械によるナンバリング

中国の乳製品メーカーは数多いが、上海万博では、西部の内蒙古自治区の伊利集団のみがパートナーシップに選ばれており、これは、同集団の企業としての実力を証明するものである。内蒙古自治区は、中国北部に位置し、豊かな草原資源を持ち、現在、同地域は、伊利、蒙牛など、大型企業を主とする乳製品の生産基地となっている。

また、乳製品産業の発展は、当地に巨大な経済的利益をもたらしている。伊利集団を例にとると、同集団のミルク生産基地は、数十万の就労をもたらし、周辺の100万の農牧民を貧困から脱出し、富に向かう道に導いている。(写真、文:王丹丹)

 

人民中国インターネット版 2009年12月4日

 


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