万博の機会に日本へのイメージ研究したい!  
 

文・岡田紘幸 写真・和田英士

2009年3月、「日本と中国、若者の未来の架け橋へ」をテーマに、日中国際親善協会中部支部という団体を立ち上げました。本部は東京に置き、中部の愛称は「チャイナル!日本」にしました。2010年の上海万博を迎えるため、「チャイナル!日本」は、今年、「上海万博にエールを!」を合言葉に、交流会や勉強会などいろんな企画を行っています。

今回は「日中国際親善協会 中部支部」の熱い社会人メンバー、通称じゃんぼ(由来は本名の「将博・まさひろ」の中国語読み)日高将博くんに、中国での体験や思いなどを聞きました。

岡田:中国に関するエピソードを紹介してください。

日高:いっぱいあり過ぎて、話し切れませんが(笑)。特に中国の広州留学時、いろんな経験を積んで、成長させてもらいました。よくわからない、不思議な人も多かったです。学生の自分には新鮮でしたね。

例えば、別の大学へHSKの試験申し込みに行った時に、新しい日本人と出会いました。 その子が変な子。日本と中国人のハーフで、7歳の頃に1人でカナダに行って、英語が1番、第2言語は広東語、第3に中国語と日本語が同じくらい。正直あんま日本語うまくなかったけど(笑)。日本人なのに、話す時はほとんど中国語。その子は広州の一等地に住んでいて、カナダにも日本にも車を持っているらしい。車のパーツとデザイナーの両方の仕事をしているらしい…。

今年7月の講演イベントで中国留学当時エピソードなど披露 中国との出会いに感謝する日高将博くん
 

岡田:いろんな出会いから、個性的な“じゃんぼ”になったことがわかるよ。愛知万博には行った?

日高:1回だけ。京都の大学の友達と行きました。何とかマンモスは見ることができました、しかし、みんなとはぐれて雨に打たれながら1人で並んでいましたね。そんな思い出です(笑)! 

岡田:今度の上海万博は、思いの深い中国での開催。行く予定は?

日高:行きたいですね。万博によって、中国人の日本人に対するイメージがどれくらい変わったかを、1つの事象をとって研究してみたいです。例えば、上海のネットカフェなどでの日本人アーティストのネット検索数などの変化、など。楽しみです。

日高将博略歴

福岡の筑豊で生まれ育ち、大学で京都の立命館大に。在学中に台湾、広州留学を経て、仕事で名古屋に引っ越した。現在は商社の管理部門に勤める。座右の銘は「実るほど頭のたれる稲穂かな」、相撲と歴史が大好き。他の活動として、中国のハンセン病隔離村での支援活動「FIWC東海委員会-ワークキャンプ」や、渋谷でDJ(ハウスミュージック)の不定期開催など。

 

人民中国インターネット版 2009年12月28日

 

 
 
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