西部で円借款を活用した植林・砂漠化防止事業例

承諾額は植林事業該当部分のみを計上
承諾年度	案件名	承諾額（百万円）	事業目的
2000	甘粛省水資源管理・砂漠化防止事業	6,000	植生被覆増加による砂漠化の防止、適切な水資源管理、単位収量増加による貧困緩和などのため、節水型灌漑施設の整備を行うもの。
2000	新疆ウイグル自治区水資源管理・砂漠化防止事業	14,400	植生被覆増加による砂漠化の防止、適切な水資源管理、単位収量増加による貧困緩和などのため、節水型灌漑施設の整備を行うもの。
2000	陜西省黄土高原植林事業	4,200	砂漠化及び土砂流出の防止のため、陜西省黄土高原地域にて防護林、経済林、用材林の植林などを行うもの。
2000	山西省黄土高原植林事業	4,200	砂漠化及び土砂流出の防止のため、山西省黄土高原地域にて防護林、経済林、用材林の植林などを行うもの。
2000	内モンゴル自治区黄土高原植林事業	3,600	砂漠化及び土砂流出の防止のため、内モンゴル自治区黄土高原地域にて防護林、経済林の植林などを行うもの。
2001	寧夏回族自治区植林植草事業	7,977	砂漠化防止のため、寧夏回族自治区にて植林・植草などを行うもの。
2002	甘粛省植林植草事業	12,400	植林及び植草を行うことで地域の植生被覆の増加をはかり、同地域での砂漠化防止により生活環境及び自然環境の改善を図るもの。
2002	内モンゴル自治区植林植草事業	15,000	植林及び植草を行うことで地域の植生被覆の増加をはかり、同地域での砂漠化防止により生活環境及び自然環境の改善を図るもの。
2003	江西省植林事業	7,507	生態環境保全、土壌流出軽減など、森林の多面的機能の回復を図ることを目的として、防護林を主とする植林を行うもの。
2003	湖北省植林事業	7,536	生態環境保全、土壌流出軽減など、森林の多面的機能の回復を図ることを目的として、防護林を主とする植林を行うもの。
2004	新疆ウイグル自治区伊寧市環境総合整備事業（※）	1,725	上下水道設備、廃棄物処理設備、集中型熱供給および天然ガス供給設備、防護林形成など、環境インフラの整備。
2004	四川省長江上流地区生態環境総合整備事業	6,503	四川省の１２の県級行政単位において、植林、植草及び燃料用森林伐採削減に資するべく代替燃料たるメタンガス施設の建設を行うもの。
2005	貴州省環境整備・人材育成事業（※）	1,915	メタンガス活用施設、廃棄物処理施設整備および植林など、生活道・飲用水施設・医療施設整備など、高等学校施設整備を行うもの。
2005	河南省植林事業	7,434	河南省の７１県において植林を行うことにより、山間部における土壌流出、平野部における強風などの抑制を図るもの。
2006	吉林省松花江流域生態環境総合整備事業	9,500	植林及び植草による森林率の増加と草原の再生能力向上を通じて同地域での森林の多面的機能の回復と砂漠化防止を図るもの。

　データ提供：日本国際協力機構　中華人民共和国事務所（JICA CHINA OFFICE）より

植林プロジェクト >２０１０年までの重点４地区及び重点課題

「全国生態環境建設計画」（１９９９年１月公表）より

重点４地区

重点課題

２０１０年までの目標

黄河上中流域（山西、陜西、内モンゴル、甘粛、寧夏、青海、河南）黄土高原地区を重点化し、黄河への土砂流入を防止土壌流失防止（１５００万ヘクタール）、植林（９７０万ヘクタール）

長江上中流域（四川、貴州、雲南、重慶、湖北、湖南、江西、青海、甘粛、陜西、河南）長江、嘉陵江、洞庭湖、番陽湖、三峡地区を重点化し、土砂流入を防止土壌流失防止（１６００万ヘクタール）、植林（１５００万ヘクタール）

砂漠化地帯（東北西部、華北北部、西北部）半乾燥地帯を重点化し、砂漠化を防止砂漠化防止（９００万ヘクタール）、耕地防護林の植栽（１６０万ヘクタール）

草原地帯（内モンゴル、新疆、青海、四川、甘粛、チベット）内モンゴル北部、青海南部、甘粛南部、四川西北部、新疆中部などを重点化し、砂漠化を防止改良草地造成（２６７０万ヘクタール）、高水準草地造成（８００万ヘクタール）

　データ：http://searchina.ne.jp/jica/afforestation/006.htmlより

人民中国インターネット版　2010年1月