新中日友好21世紀委員会、8日も会合を継続

 

第5期「新中日友好21世紀委員会」は8日も北京で会合を開き、中国側の唐家セン座長と日本側の西室泰三座長が共同議長を務めた。双方は友好的で率直な雰囲気の中、国際構造の変化と中日関係、国際・地域経済の大きな趨勢と中日協力、中日の世論の変化と国民感情などについて、熱のこもった、踏み込んだ議論を行い、数多くの有益な見解や提言を打ち出した。

(1)中国の発展について

中国側は中国の平和発展路線を詳しく説明し、中国が調和あるアジア、調和ある世界の建設に尽力していることを強調。双方は、中国の発展は日本を含む世界各国にとってチャンスであり、中日関係の発展にもさらに広大な余地をもたらすとの認識を示した。

(2)中国の対日政策、日本の対中政策について

中国側は、対中関係やアジアを重視する鳩山内閣の姿勢を積極的に評価。双方は、中日関係において両国政府の政策的方向性は基本的に一致しており、政治的相互信頼の強化、両国関係の包括的発展にプラスとの認識を示した。

(3)アジアの一体化について

双方は、アジアの一体化を加速する上での鍵は中日の緊密な協力にあり、両国は各々の長期的発展とアジア全体の利益に立って、対話・協調・協力を強化すべきとの認識を示した。

(4)中日の国民感情について

双方は、両国の国民感情はやや改善したものの、依然として基盤は脆弱であり、両国の民衆間の友好感情の強化が長期的かつ重要な課題であるとの認識を示した。また、不断に取り組みを強化し、心を動かす方法や言葉で、人や文化の交流を根気よく継続し、教育・観光・メディア・民間・青少年交流を促進する必要性を指摘した。

会合後には共同記者会見も行われた。

 

「人民網日本語版」2010年2月9日

 

 

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