2010年は「サミット外交」と「万博外交」をよく行う

第11期全国人民代表大会第3回会議は、7日午前10時から11時半まで、北京・人民大会堂の3階のある「金色ホール」で記者会見を開き、中国外交部の楊潔チ部長が中国の外交政策や外国との関係について記者の質問に答える。

楊部長:この10年は、中国の外交事業が盛んだった10年でもある。特にここ数年は、北京オリンピックの開催を成功させ、効果的に国際金融危機による影響を克服し、気候変動問題では積極的に対策を講じるなど、重要で建設的な役割を果たした。そのため世界はより一層、中国に注目し、さらに国際社会での中国の建設的な役割を重視している。

中国はこの10年、各国との友好や互恵関係の協力関係を全面的に推進し、世界各国と共に積極的に様々な世界的な挑戦に対応して、国際秩序がより公正で合理的な方向に向かうよう推進してきた。

今年は引き続き国際金融危機の対策を行い、世界経済の回復を推し進める重要な1年である。中国は続いて国家主権や安全、発展の利益を守り、全方位外交を推し進める。特に今年は「サミット外交(サミットを通じて外交活動を展開)」と、「万博外交(上海万博を通じて外交活動を展開)」をよく行い、中国の安定維持や発展促進、構造調整により良い外的環境を構築していく。

中国は発展中の大国として、かつてないチャンスに直面しているが多くの挑戦にも直面している。中国経済の発展や国力の増強に伴い、中国は力の及ぶ限り世界や地域の平和や安定、発展のためにより大きな貢献をしていく。

 

「チャイナネット」 2010年3月7日

 

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