海宝も登場!JICA中部で中国の正月体感  
 

文・写真=岡田紘幸

2009年3月、「日本と中国、若者の未来の架け橋へ」をテーマに、日中国際親善協会中部支部という団体を立ち上げました。本部は東京に置き、中部の愛称は「チャイナル!日本」にしました。2010年の上海万博を迎えるため、「チャイナル!日本」は「上海万博にエールを!」を合言葉に、交流会や勉強会などいろんな企画を行っています。

2月13日、名古屋市中村区の笹島「JICA中部・なごや地球ひろば」で開催された、移転後は初となる中国イベント「来来、春節!!~中国の春節(旧暦の正月)を体験してみよう~」をレポート。春節の大晦日、館内は中国一色にそまった。

「春節」を前に、中国に関心を持ってもらう目的で開催。主催は独立行政法人「国際協力機構」、通称「JICA(ジャイカ)」。会場のなごや地球ひろばでは、正午から二胡の演奏や中国獅子の舞、中国ゴマや太極拳の実演&体験など、さまざまなプログラムが行われた。

館内や周囲を歩き回る中国獅子の舞(手前)&海宝(奥)

今回、日中国際親善協会は協力団体として、準備から参画した。そのひとつは、上海万博マスコットキャラクター「海宝」の着ぐるみ手配サポート。子どもたちに好評で、一緒に写真を撮る姿が印象的。また、先日の「名古屋中国春節祭」同様に「海宝」折り紙教室も会場内で行われた。

 今回も「海宝」折り紙教室を開催[折り紙「海宝」作品協力:脳活おりがみORIPITユイヤスジン]

上海万博の紹介コーナー資料も、当団体が協力したもの。最後の交流会では、当団体の中部支部代表・岡田による簡単な中国茶講座を行い、本場の烏龍茶を来場者に提供した。今回のイベントで演奏や実演を行ったのは、すべて日本人。中国文化への関心の高まっている様子がうかがえた。

万博の紹介コーナーには資料たくさん、最後に来場者と関係者による記念撮影を

主催者のJICA中部・岸本桐葉さんは「身近な中国の文化をたくさん知ってもらえるイベントだったと思う」と、手応えを感じた様子。来場者の学生は「中国ゴマも太極拳も初めての体験で、楽しかった。いろいろ情報をもらえたのも良かった」と話していた。

 

人民中国インターネット版 2010年2月15日

 

 
 
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