来場者7千万人に上海万博のサービスは耐えられるか  
 

 

中国館と隣接しているネパール館の前には大勢の入場者が集まった

どんなサービスでも7000万人の来場者に耐えるとなると非常に複雑になる。上海万博の様々のサービスは7000万人の試練に耐えなければならず、この試験はかなり難しい。 

「健康万博、無煙施設」を提唱する上海万博園区の施設は禁煙で、ライターなどの着火用具の携帯は禁止されているが、その時の情況により園区の露天エリアには一定数の喫煙所が設けられることになっている。 

身体障害者はどのように見学するのだろうか。上海万博園区は車椅子と電動車椅子の入園を許可している。また組織側は園区の入口周辺に設置された8つの指定駐車場にバリアフリーの駐車スペースを用意し、無料で車椅子を貸し出す。 

園区のトイレはどうだろうか。上海万博園区には1万1000個のトイレがあり、男女比は約1対2.5。一日60万人から80万人のニーズを満たすことができる。関係部門はこれまでに開催された2回の万博の経験や教訓をまとめ、100人のスタッフを組織して各地の公共トイレに行き、4万人近くのトイレに行く状況データを集めた。

上海万博の様々なサービスは今、訂正の最中だ。例えば20日に行われた第1回目のリハーサルでは、中国館が予約入館を実施した。しかし多くの入場者が予約機の場所が遠く、一部の予約機は故障して使えなくなったと不平をこぼしたことから、組織側は23日の3回目のリハーサルで、中国館の予約機を園区の入り口の広場に設置し、80組のボランティアが直接、手渡しした。 

その他にもリハーサルで見つかった問題に対しては、次々と改善されている。1回目のリハーサルでは多くの入場者が無料で配られるガイドマップを入り口で受け取ることができなかったが、その後は園区の56のサービスポイントに多くのガイドマップが置かれ、入場者が自由に受け取ることができるようにした。 

上海万博を訪れる7000万人の入場者によりよいサービスを提供する作業はとても複雑で、5.28平方キロメートルの園区内だけではなく、園外との関連、交通、セキュリティー、ビジネス、宿泊などさらに込み入っている。 

1回目のリハーサルでは一部の地下鉄の駅が非常に混雑した。これについて上海地下鉄は、出来るだけや早めに一部の改札機の配置を調整し、移動できる改札機を増やして通行量を高めることにしている。 

またどのように上海万博の安全を確保するのだろうか。衛生部門は上海万博期間中、各区や県の衛生局、総合的な医療衛生機関、市レベルの専門衛生部門は24時間待機し、工商部門は上海万博食品提供出荷所で24時間にわたって監督すると発表している。 

上海はみんなを驚かせるような細かいサービスで上海万博の開幕を迎える。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月27日

 

 

 
 
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