「魔法の箱」  
 

国家電網館の「魔法の箱」は中空に浮いたような六面体のつくりで、地面から3メートル近い高さのガラス製の歩道橋の上に設けられていて、一度に200人余りを収容できる。ここではマルチメディアを駆使した視聴芸術の精華を楽しめる。六面体の建物内では、23のチャンネルスピーカーを通して大型マルチメディア展示が行われている。「魔法の箱」の誕生は二つの世界新記録を実現したといえよう。第一は室内最大のLEDスクリーンの展示空間である。112個のスクリーンの総面積は1100平方メートル以上もある。第二はこれまでの展示史上で初めてこれほど大きな六面体の展示空間をつくり出したことである。高画質(HD)版『アバター』がこの「魔法の箱」内で放映されたが、その映像は上下、左右、前後の壁面のそれぞれ半分に投影された。つまり「魔法の箱」内では同時に12部の『アバター』が放映できる。

 

人民中国インターネット版 2010年6月16日

 

 
 
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