街頭の彫塑における北京の印象
数来宝(シュラライパオ)の「曹麻子」
作者:郝重海
制作年:2004年
材質:鋳銅
規格:2メートル
地点:天橋市民広場

曹麻子は本名を曹徳全といい、中華民国元年(1912年)に北京を訪れ、天橋において「数来宝」(シュライパオ)で生計をたてていた。

「数来宝」は、中国の北方で流行していた民間芸能の一つである。一人または二人で話しながら歌い、二枚の竹の板または銅の鈴をつけた二枚の牛の骨で拍子をとる。歌う文句は「三、三」の6字句と「四、三」の7字句である。初期には、芸人は、街を歩きながら歌い、即興でその場の風景を織り込んだ。曹麻子は、天橋の「数来宝」の芸人のなかで、もっともよく知られていた人物である。

 

人民中国インターネット版

 

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