日本一の富士山になみ「ふじのくに静岡」から3776人が訪中  
 

――上海・浙江との「外交」の推進

静岡県知事 川勝平太

上海万国博覧会は、万博史上、最大規模の7,000万人以上の来場者が見込まれる空前の一大祭典であります。「より良い都市、より良い生活」のテーマのもと、全世界から多くの方々が集うこの機会を活かし、必ずや中国社会・経済がより一層の発展を遂げることを確信しています。

私も5月中旬に上海万博を訪問し、この世界的なイベントを実際に見聞してきたところです。本県と友好提携している浙江省のパビリオンや日本産業館などを訪れましたが、日本産業館では、3時間、4時間待ちの長蛇の列が発生する程の大盛況でありました。

日本産業館において、本県は2つの出展により「ふじのくに静岡」をPRしています。まず、開催期間を通じて、「百面劇場」と名付けられた大小100台のモニターを壁面に配置した映像空間で、日本のシンボルである「富士山」をはじめとし、お茶、温泉、産業などの多様な魅力を存分に発信しています。

次に、「静岡ウィーク」として8月16日から22日にかけて、日本産業館の特設ステージにおいて、県内の24市町とともに伝統芸能などの観光資源をPRし、御覧いただいた方々に「ふじのくに静岡」が印象に残るようなイベントを展開いたします。

また、本県は今年、「ふじのくに」と中国との「外交」を積極的に推進することとしており、上海万博の開催に合わせ、富士山の標高にちなんだ3776人規模の静岡県民が、富士山静岡空港を利用して、上海万博や浙江省を訪問する事業を実施しています。日中両国民の幸せのため、両国の互恵関係をより強固にするためには、地域間の交流が重要であると考え、富士山静岡空港の静岡-上海路線を利用した、中国との交流人口の拡大に努めているところです。

今回の上海万博への出展を通じて、これまで以上に多くの中国の方々に本県の魅力を感じていただき、富士山静岡空港を利用して本県に訪れていただけるよう、県を挙げて積極的に取り組んでいるところです。是非、日本産業館に足をお運びになり、「ふじのくに静岡」の魅力を体感していただければと願っております。

2010年8月吉日

 

人民中国インターネット版

 

 

 
 
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