通信、鉱山、金融投資、食品など業界をリードする企業47社が中国・ASEAN博覧会と協力協議を結んだ。第7回中国・ASEAN博覧会の戦略パートナーに中国移動（チャイナ・モバイル）など著名企業4社、中国銀行など残りの43社が協力パートナーになった。「中国新聞網」が伝えた。

中国・ASEAN博覧会事務局の鄭軍健事務局長によると、博覧会の影響力は益々拡大し、市場の吸引力が高まり、中国企業がASEAN市場を開拓する金の道となった。

戦略パートナーとなった中国移動、中国有色鉱業集団、広西投資集団、広西農墾集団の4社は、中国とASEANの自由貿易地域(CAFTA)が完成すれば、資本、商品、労働力が国を越えて行き来するようになり、巨大な内部市場、豊富な資源と労働力が中国企業に多大な便宜とビジネスチャンスをもたらすと指摘する。同博覧会は、中国でも影響力が10指に入る国家級の展示会のひとつで、中国がASEANと交流・協力する重要なプラットフォームであり、中国企業がASEAN市場を開拓する有効な経済・貿易プラットフォームでもある。博覧会では毎年、ASEANの各政府部門を通じてASEAN諸国から投資プロジェクトを集め、中国企業に商談の場を提供している。また、ASEAN諸国の投資環境をPRするイベントも催され、中国企業にASEAN諸国の投資政策、投資環境を紹介し、中国企業の国外進出に信頼の置ける情報を提供している。企業側はチャンスが豊富な博覧会を通じて、自由貿易地域完成を機に、企業の実力とイメージアップを図り、中国とASEANの協力からより多くのチャンスをつかみ、より大きな役割を発揮していけると期待している。

「人民網日本語版」　2010年10月13日