中国とASEAN、関係発展の歴史を振り返る

 

東南アジア諸国連合(ASEAN)は中国のよき隣人であり、よき友人であり、よきパートナーだ。政治、経済、文化などの分野における双方の協力は、長期にわたって深化し拡大してきた。国際的な活動においても相互に支援しあい、密接な協力関係を築いてきた。

1991年に中国とASEANは正式に対話を開始した。同年7月には銭基シン外交部長(当時)が第24回ASEAN外相会議の開幕式に出席し、中国はASEANの協議パートナー国となった。

政治交流が発展を続けるのに伴い、中国は96年3月、ASEANの全面的対話パートナー国への昇格の意志を明確にし、ASEAN諸国から積極的な反応がかえってきた。同年7月、ASEAN諸国の外相は中国を全面的対話パートナーとすることで一致し、同月に行われたASEAN・対話パートナー国経済閣僚会議への中国の初参加が実現した。

97年12月、江沢民国家主席(当時)は第1回中国・ASEAN首脳会議に出席。会期中に「共同宣言」が発表され、21世紀に向けた善隣相互信頼パートナーシップの方針が確定。これにより中国・ASEAN関係は新たな段階に入った。

双方の対話・協力をより一層推進するために、2002年11月に行われた第6回中国・ASEAN首脳会議で、双方は「中国・ASEAN包括的経済協力枠組合意」に調印し、2010年の中国・ASEAN自由貿易圏建設という目標が確定された。

03年10月の第7回中国・ASEAN首脳会議の会期中、温家宝総理とASEANの指導者は「平和と繁栄のための戦略的パートナーシップに関する共同宣言」に調印。会議では中国が「東南アジア友好協力条約」に正式に調印し、双方の政治的な信頼感が一層強まった。

04年、温家宝総理は第8回中国・ASEAN首脳会議に出席し、双方の協力強化に向けて10項目の新たな提案を行った。会期中、双方は「中国・ASEAN包括的経済協力枠組合意貨物貿易協定」および「中国・ASEAN紛争解決システム合意」に調印。これにより中国・ASEAN自由貿易圏は実質的な建設の段階にさしかかった。

05年12月の第9回中国・ASEAN首脳会議では、温家宝総理の提言に基づき、従来の重点協力5分野を土台として、交通、エネルギー、文化、観光、公共衛生を新たな重点協力5分野とすることが決定。またASEANは、中国が東部の成長エリアにおける発展パートナーであることを正式に宣言した。

相互利益の協力関係の深化と自由貿易圏建設の緩やかな進展に伴い、05年7月には中国・ASEAN自由貿易圏「貨物貿易協定」が施行され、双方の7千種目を超える製品の関税が引き下げられ、貿易額は増加の一途をたどった。

07年1月14日、双方はフィリピン・セブ島で中国・ASEAN自由貿易圏「サービス貿易協定」に調印し、これにより自由貿易圏の予定通りの全面的な建設に向けて着実な基礎がうち立てられた。

09年8月15日には商務部の陳徳銘部長とASEAN10カ国の経済貿易担当相とが中国・ASEAN自由貿易圏「投資協定」に調印。これにより自由貿易圏の主な協定をめぐる話し合いが完了し、自由貿易圏が2010年に予定通り全面的に完成することがより確実になった。

*シン:「玉偏」に「深」の旁

 

「人民網日本語版」 2009年10月21日

 

 

 
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