中国、釣魚島問題で慎重な言論を取るよう米を促す

 

中国の温家宝総理に同行して、東アジアサミットに出席した楊潔チ外交部長は30日、釣魚島という非常に敏感な問題において慎重な言論と行動を取り、中国の主権と領土保全を尊重し、誤った言論を発表しないようアメリカ側を促した。

楊潔チ外交部長はこの日、ハノイでアメリカのクリントン国務長官と会談した際、釣魚島問題における中国の厳正な立場を改めて言明した。

楊潔チ外交部長は、「双方の共同努力の下、中米関係はほぼ全般的に安定した発展の勢いを保ってきた。胡錦涛国家主席は来年の初めにアメリカを訪問する。また来月は、G20ソウルサミットの期間中に両国の元首による会談が行われる。中国はアメリカと共に積極的かつ全面的な協力の軌道に沿って、中米関係を推進し、胡主席の訪米に良好な雰囲気をつくって行きたい」と述べた。

これに対し、クリントン国務長官は、「アメリカは中国と共に努力し、両国におけるハイレベルの交流と各分野における協力を推進する。胡主席の訪米及びG20ソウル・サミット期間中の両国元首の会談の準備を万事備えていくつもりだ」述べた。

 

「中国国際放送局 日本語部」より 2010年10月31日

 

 

 
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