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美食

 

広東省は、昔から「食在広州」(食は広州にあり)といわれるほど、食材が豊富で、調理方法も数多い。広東料理は澄んだ色と香りを大切にし、味付けはさっぱりとしている。食材は、海鮮を中心とし、フカヒレ、ツバメの巣などの高級食材も使用し、料理の種類がとても多い。煮物、炒め物と並び、炭火で焼く料理が多いのも特色。

また、有名な飲茶(ヤムチャ)も広東料理の一種である。

ここで紹介するのは10種類の小皿料理、いわゆる、飲茶(ヤムチャ)料理。小さめの器に比較的少量をのせ、中国茶を飲みながら、楽しむ料理である。

バン塘馬蹄ガオ(「バン」はさんずいに「半」、「ガオ」は米へんに「羔」)
 クワイで作った粉に砂糖や油を練りこんで、炒め蒸した菓子。食欲をそそる山吹色も特徴。
姜撞ナイ(「ナイ」は女へんに「乃」)
 牛乳・生姜汁・砂糖で作った菓子。プリンのような舌触りで、ミルク風味も濃厚。
叉焼包
 小さく切った叉焼(チャーシュー)を餡(具)にした肉まん。柔らかな皮には淡い甘みがあり、口の中でとろける。具はオイスター・ソースなども使い、しっかりとした味つけ。

沙河粉
米粉で作った柔らかいめん状の食品。しるそば状、やきそば状、蒸したものなど、さまざまな調理法がある。
艇仔粥
海鮮類や肉、ピーナッツなどを入れたかゆ。米のうまさと、具の味わいの二重奏が特徴。

布拉腸粉 蝦餃
米粉でつくった柔らかい皮で、肉や魚、エビなどの具を包んだ料理。具はしっかりとした味付け、皮はぷるぷるとした触感。上からかけるタレはややパンチがきいた味。 エビ・ギョーザ。餡にはエビだけでなく、豚肉やたけのこなども使う。ギョーザは本来、中国北部の食べ物で、皮は小麦粉やそば粉で作るが、広東省などでは米粉を使った蒸しギョーザが多い。透明感のある柔らかい皮だが、蒸しあがっても破れず、餡から出た汁を漏らさないようにするのが料理人の腕の見せどころ。
雲呑麺
ワンタン麺。日本でもラーメン店などが供する場合があるが、20世紀初頭に広州で作られた料理とされる。麺とワンタンの食感の対比、全体のスープとワンタン内の汁の味の対比が大切とされる。
順記椰子雪ガオ(「ガオ」は米へんに「羔」)
1920年代に開業した「順記」が作ったアイスクリーム。ココナッツの実や汁、水牛のミルク、鶏卵、砂糖などを練りこんで作る。マンゴーの実に乗せて供するなどのバリエーションがある。
蘿卜牛雑
大根入りの牛もつ煮込み。ネギやスパイスの八角、桂皮(シナモン)などを入れる。唐辛子入りのしょうゆベースの調味料で味を調える。熱々を食べれば、胃の働きを促進するとされる。

 

    

人民中国インターネット版 2010年11月

 

 

 
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