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広州市民の暮らしに溶け込むスポーツ

 

気候が温暖で、スポーツに適した広州では古くから、武術や獅子舞、水泳、ドラゴンボートなどのスポーツが一般市民の間で親しまれてきました。広州で開かれる2010年アジア大会にも、広州の伝統的なスポーツであるドラゴンボートと武術が正式競技として取り入れられています。

広州市はスポーツ事業の発展を一貫して重視してきました。広州アジア大会組織委員会の副秘書長でもある広州市体育局の劉江南局長は「スポーツは広州市民の間に急速に浸透してきた。日頃から運動するという人の数は市民全体の58.2%で、先進国のレベルに達している。現在、お金で健康を買うという考え方が流行っており、あちらこちらで体を動かしている人々の姿が見られる」と述べました。

朝、広州の各公園やスタジアムには、キックシャトルをしたり、武術やローラースケートをしたり、運動をする人が非常にたくさんいます。すでに定年退職をし、毎日、運動を続けている梁さんは「長生きするために運動している。月曜日から金曜日まではチェンズ・キックシャトル、週末はバドミントンをしている」と語りました。

広東省国民体質観測報告によりますと、広州市民の体質を総合的に評価した結果、その合格率は90.9%に達しました。そのうち、学生の合格率は97.38%だということです。広州市では、学校のスポーツ施設も、条件を満たしていれば、すべて一般開放されています。そのほか、広州市には1万8000か所以上のスタジアムや体育館、ジムなどがあります。

北京オリンピックの成功を記念するために、中国では毎年の8月8日を、日本の「体育の日」にあたる「全民健身日」に指定しました。2009年8月8日、広州市第5回体育祭および体育の日カーニバルが広州の新しい体育館で行われました。このイベントに、1000人以上の市民が社交ダンスやバレーボール、テコンドーなど、さまざまな競技に参加しました。また、広場では獅子舞やヤンゴ踊り、キックシャトル、ローラースケートなど、さまざまなパフォーマンスも披露されました。北京オリンピックの男子飛び込みの金メダリストである楊景輝選手もカーニバルに参加し、身体を鍛える上で、継続することが何よりも大切さだと呼びかけて、「病気がないからといって、健康とは限らない。45分から60分ぐらいの運動を毎日続ければ、非常に健康な体がつくれる。今は、一般の方でも気軽に楽しめるスポーツがたくさんあるからね」と述べました。

広州は2010年アジア大会の開催をきっかけに、市民のスポーツ環境をさらに整え、暮らしの質を高めていくことを目指しています。

 

「中国国際放送局 日本語部」より 2010年11月18日

 

 

 
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