日本の京都議定書延長反対に関してUNFCCC事務局長に質問

 

記者の質問を答えるフィゲレス事務局長

3日午後に開催された国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)の記者会見で、チャイナネットは捜狐ネットと共同で、日本の代表が公の場で「京都議定書」の「終結」を宣言したことについて、「国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)」のクリスティアーナ・フィゲレス事務局長に質問した。

日本のカンクンの会議での正式な態度は、今会議に暗い影を落としただけでなく、各方面から非難を浴びている。専門家は、本質的な原因は国内工業界の圧力によるもので、各工業国が次々とまねることを心配していると指摘し、今後、連鎖反応ならびに連帯反応が国連枠組みの気候変動への対応をさらに難しくし、予想した悪い結果になる可能性があると分析する。

写真:フィゲレス事務局長に質問する王珂記者

フィゲレス事務局長は日本の「京都議定書」の延長反対について、日本は早くからその立場を明らかにしており、カンクンの会議での意思表明は全く新しい情報ではないと述べ、「日本政府は何度も政権が交代した。日本は他の国と同じように自国の責任を果たしていたことがあるが。カンクンの会議が直面している難しさは、いかに先進国と発展途上国が達成した共通認識を正式に効力を発するかで、いかに枠組み外のコンセンサスを正式化するかだ」と説明した。 

記者会見の会場の様子

 

   

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年12月6日

 

 
人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。 京ICP備05074809号
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850