カンクン会議、発展途上国の排出量削減を支持

 

メキシコのカンクンで開かれている国連気候変動会議は、排出量削減に努める発展途上国を支持する決議案を採択しました。10日に全体会議に提出し、最終的な討議が行われます。

 国連事務局長のマーティン報道官は6日、ニューヨークの国連本部で行われた定例記者会見で、「この決議案には、技術の移転に関する詳しいプロジェクトが盛り込まれている。また、各国は、気候変動への教育や訓練を強化することや、公衆の意識向上などのための資金投入を増加することなどで一致している。さらに、国の政策決定及び国連気候変動に関する交渉で、民間の参与を強化することで合意した」と述べました。

 同時に、マーティン報道官はパン・ギムン事務総長が7日、カンクン会議に出席することや、また、この日の夜には、ハイレベル会議の開幕式で講演し、各分野で全面的なバランスのとれた進展を挙げるよう、各国を促すことを表明しました。

 カンクン会議は、6日に閣僚級交渉が始まりました。各項目に関する交渉は新しい段階に入り、カンクン会議も最も重要な段階に入りました。

 

中国国際放送局日本語部より 2010年12月7日

 

 
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