劉燕華:中国は自らの測定モデルを持つべき

 文=曽平

 劉燕華・中国代表団高級顧問、国務院参事は、マスコミの取材に対し、技術のボトル・ネックの克服、産業のレベルアップとモデルチェンジ、経済構造の調整は、気候変動に対応する火急に迫られる事柄であると語った。

劉燕華は、国連開発計画(UNDP)の報告を引用し、中国が低CO2を実現するにあたっては、少なくても60あまりの核心的な技術のバックアップを必要としているが、そのうち42の技術について中国はまだ掌握していない。ゆえに、国際的な気候変動交渉と国内経済のモデルチェンジの圧力に対応するため、中国の科学技術創新を日増しに重視している。

 「エネルギー消費の温室効果ガス排出に対する影響力は決定的である。大多数の国家の温室効果ガス排出総量は、エネルギー消費量およびエネルギー消費構造により見積もられるものである。排出量の測定において、一定程度の技術的難題が存在し、多くの場合それは、予測であり、実測ではない。もし測定モデルの選択が適当でなければ、排出量は容易に高く見積もられる。もし中国が自らの測定モデルを持たなければ、国際的な発言権を容易に失う。中国が公表する温室効果ガス排出量のデータは、国際的な分析と諮問に耐えうるものである」と劉燕華は述べた。

 

人民中国インターネット版 2010年12月9日

 

 
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