
終了したばかりの2011年春節期間は、天気と適温に恵まれ、旅行の良い機会となり、青島市民のレジャー熱が盛り上がった。同時期、青島の各地の観光地では、一連のバラエティに富むイベントと、入場チケットの割引が行われ、数多くの観光客を集めた。統計によれば、兎年の春節期間、青島には、延べ人数にして111万人の観光客が訪れ、対前年比12%の増加、観光収入は13億元となり、同16%の増加となった。
家庭単位のレジャーが主となり、市街区の郊外への旅行、自然を楽しむ旅行が高い人気を呼んだ。春節期間には青島の各観光地の観光客の人数は、対前年比でそれぞれに増加した。なかでも、崂山風景区は、7日間で観光客15000人を集め、前年春節期間の3倍となった。崂山風景区の関係者は、「春節の主な観光客は、ファミリー層であり、7日間の間、お年寄りや子供を連れて家族そろって登山をする家庭がどこにでも見られた」という。このほか、膠南の珠山観光地の観光客は毎日、2000人以上であり、青島森林野生動物園の春節期間の観光客は、述べ人数にして10000人となり、それぞれ対前年比50%と30%の増加となった。旧暦1月30日の大晦日には、近郊の観光地にでかけ春節を過ごす観光客は1万人に近く、農家のオンドルの上で「農家の宴会」を味わったり、オンドルの上で眠ったりして、田舎の味わい深い春節を過ごした。
近距離の観光客も多かった。兎年の春節期間、青島海底世界には、延べ人数にして5.91万人の観光客が訪れ、対前年比8.9%の増加となった。青島海底世界を訪れた観光客は、ファミリー層を主とし、主な交通手段はマイカーだった。観光客は主に山東省からを主とし、青島内および周辺地区の住人が多かった。青島極地海底世界では、一連のパフォーマンスを行い、あわせて延べ人数にして4.2万人が訪れ、対前年比5.28%の増加となり、同じく省内からの観光客が主だった。
文化方面の観光地も人気を呼んだ。今年の春節期間、青島ビール博物館を訪れた観光客は、対前年比10%余りの増加となった。関係責任者は、春節期間、ビール博物館を訪れたファミリー層は格別に多く、以前はそのような現象はほとんどみられなかった、という。また海外からの観光客が多く、毎日のように欧米、日本、韓国、香港特別行政区からの観光客が訪れ、特に韓国人の個人旅行者が多かった。旧ドイツ総督楼博物館では、青島の市政設置120周年を記念し、「青島市政設置とドイツ占領期歴史映像展」が開催され、数百人の観光客を集めた。(文・傅軍/写真・傅学軍)
人民中国インターネット版 2011年2月16日
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