写真ニュース 今日の話題 街角から 青島ギャラリー 青島の味
 
青島海雲庵糖球会 賑やかに開場

 

民俗文化の味わいを濃く漂わせる青島海雲庵糖球会は、2011年海雲広場でにぎやかに開催される。また同時に海雲街1号に位置する大型総合博物館である青島民俗館も同時に開館する。糖球会の会期は9日であり、旧暦一月十六日から一月二十四日までつづき、糖球会としてはもっとも開催時間が長く、市民と観光客は、中国伝統文化の魅力をじゅうぶんに味わえる。

海雲庵は、青島四方区に位置し、明代の創建で、今日まで500年余りの歴史を誇る道教の廟である。伝説では、500年余り前のある日、巨大な円木が海から流れ着き、そこには海上で遭難した一家がつかまっていた。当地の庶民は、神のお告げとみなし、円木をつかって廟を築き、「海雲庵」と名付けた。毎年、円木が流れ着いた一日には、廟では縁日が開かれる。この日、付近の村民は参拝に訪れ、香を焚き、神を祭り、豊作と平安を祈った。また各地の芸人が訪れて芸を披露し、物売りが屋台を設け、人々は押すな押すなのにぎわいとなり、とても賑やかだった。海雲庵の付近は、サンザシの産地で、多くの屋台でサンザシで作った丸いキャンディが売られた。やがて海雲庵の廟会は、当地の人々から「海雲庵糖球会」と呼ばれるようになった。(程泉)

 

人民中国インターネット版 2011年3月1日

 

 

 
人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850