省エネがなければ中国経済の道はない

 

記者の質問に答える李毅中委員

全国政治協商会議委員、李毅中前工業・情報化部部長は、3月3日、中国は省エネルギーを行うべきであり、そうでなければ中国経済の進む道はない、と語った。

 昨年12月、任期を終えたばかりの李毅中委員は、「現在中国の鉄鋼生産量は世界の約45%、コンクリートは同約50%、石炭は同約40%を占めるが、世界の8~9%の国内総生産(GDP)を創出しているのみであり、これは中国経済がこれ以上、支えられず、持続できないことを示している」と語る。

 中国の第11次五カ年規画における拘束性のあるエネルギー削減目標は、2010年、単位GDPあたりのエネルギー消費を2005年比で約20%削減とするものであったが、2月10日、中国の発表データによれば、最終的な同エネルギー削減は、19.06%であった。(王征=文・写真)

 

人民中国インターネット版 2011年3月4日

 

 
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