今年、青島市では全市の重点企業に対し、環境対策面での監督・管理を強化し、評定を行う。この評定結果によって、企業信用度優良証明、グリーン融資、グリーン債券発行権、グリーン企業保険などの認可が優先的に与えられることになる。

今回行われる環境対策面での監督・管理強化と評定は、青島市が全市の重点企業を対象に行うもので、法律、行政、経済政策、世論による監督など多くの手段を通じて、重点企業の環境対策のレベルアップを図るのが目的。

評定は主として以下の６項目について行われる。①汚水処理対策が行われているか②大気汚染対策が行われているか③固体廃棄物・危険廃棄物対策が行われているか④（工場拡張など）新プロジェクトの立ち上げにあたって環境面での配慮が成されているか⑤環境汚染管理費を納めているか⑥突発的な環境汚染事故に対する緊急対策が行われているか。

市の環境監察部門では、四半期に一度、全市の重点企業に対して評定を行い、ワースト10の企業名を公表するとともに、企業が立地する区（および区・県レベルの市）の環境保護部門と連携してワースト企業に対する総合的な厳しい検査を行う。年度評価の結果が良かったベスト10の企業には各種の環境関連優遇措置が施される。年度評価がワースト10の企業に対しては、その企業名を公表するとともに、環境方面での諸許認可を取り消す。

人民中国インターネット版　2011年3月7日