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中国国際バイオリンコンクール10月に青島で開催

 

第3回中国国際バイオリンコンクールが、10月12日から24日まで青島で開かれる。前の2回に比べて今回のコンクールの規則は内容と形式に修正が加えられ、選手の人数を増やし、コンクールの難易度を上げると同時に、観賞性と普及性が加わることになる。

審査委員会の委員に「顔見知り」はいない

本コンクールの審査委員は、それぞれ中国、米国、カナダ、イスラエル、オーストリア、日本、韓国、フィンランド、英国から来ている。

審査委員の音楽専門性は一層幅広く、多様化しているというのが、今回の審査委員会の一大特徴になっている。中国系フランス人のバイオリニスト胡坤さんは「バイオリンは非常に名人芸的なものですが、それぞれの楽器にも個性と極限がある。ですから、より広い角度で、より立体的に審査を行い、コンクールで受賞した選手が単なるバイオリニストというだけではなく1人の音楽家たりうることを保証すべきです」

決勝には必ず『梁祝』を

今回のコンクールに申し込んだ選手の年齢は16歳から36歳。コンクールの予選の第1回の曲目にはピアノ伴奏のモーツアルトの協奏曲、第2回目には参加選手の母国の音楽作品が初めて加えられた。しかも決勝に進んだ選手は中国の古典のバイオリン協奏曲『梁祝』(梁山伯と祝英台)も演奏する。

金銀銅の賞金合計は10万ドル

前回のコンクールに比べて今回は、「クラシック音楽賞」「ロマン音楽賞」「モダン音楽賞」、「中国選手優秀演奏賞」と林耀基先生を記念して特設した「林耀基優秀演奏賞」、さらに「観衆賞」を新たに設置した。

今回のコンクールの予備選定は6月30日の申し込み締め切り後にロンドンで行われ、予備選定を通った選手だけが青島での第1回コンテストの資格があると胡坤さんは言った。また、ロンドンのバイオリン専門店や基金会は入賞者に18世紀のアンティークバイオリンを贈呈し、仲介業者やレコード会社は優秀な選手をサポートして、全世界でその音楽事業を展開することを企画しているという。今回のコンクールの1等賞金額は、前回に比べて大幅に上がり、2008年の3万ドルから5万ドルになった。トップ3の賞金総額は10万ドルに達した。上述の各特別賞も1000元から3000元の賞金を獲得する。

青島大劇場が初の決勝会場に

今年青島で行われる大会の決勝会場は、青島市の新ランドマーク――青島大劇場のコンサートホールで行われる。(李魏)

 

人民中国インターネット版 2011年3月10日

 

 

 
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