昨年冬と今年の春の旱魃で、青島の多くの観光スポットの泉が枯れてしまった。ところが崂山の太清宮の中には1つの特別な泉があった。150年に一度の大旱魃の年に、太清宮の200人近くの道士の生活用水を毎日供給し、水量は少しも減ることがなかった。これこそ太清宮の「神泉」である。
崂山流清遊覧区の管理処の段存剛処長の紹介によれば、太清宮の中から百歳以上の誕生日を迎えた道士を数多く輩出しているが、多分彼らが長年神泉の水を飲用していたことと大いに関係がある。でも昔は道士に歳を聞くことはできなかったので、これに関する記載は誰も知らないという。
段さんの考証によれば、この泉の水はとりわけ澄み切っていて、例えば池から柄杓で一鉢の水をすくって、3日置いても沈殿物が何も見えない。泉水には人体に有益な鉱物質の成分が含まれていて、長年飲めば身体に有益だという。この泉に通じている池があり、「許愿池」という。多くの観光客はここで、コインを水面に投げ、神泉の霊気にあやかって、その浮沈で自分の運気を探るのを楽しみにしている。(李樹海)
人民中国インターネット版 2011年3月10日
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