「旧友のみなさん、帰って来ました」。3月21日午後、ドイツの社会学者・エーリッヒ・アルブレヒト氏は大きな荷物を提げて青島市档案館(青島市アーカイブ/公文書館)に現れ、流ちょうとは言いがたい普通話(中国語標準語)で集まった人々にあいさつした。
アルブレヒト氏の荷物の中身は、彼が収蔵した100点以上の資料だった。青島市の建設120周年にあたる今年、彼はこれらを寄付するために青島市档案館を訪れたのだ。この中には1900年のドイツ租界地図、1907年の胶州ドイツ租界地区住所録、ドイツと日本の占領時期軍事防御施設とトーチカ地図などのほか、ドイツ総督が執り行った葬儀の様子や、ドイツと日本の間で行われた市街戦の様子を写した古い写真も含まれている。(文=賈臻 写真=劉延青)
人民中国インターネット版 2011年3月28日
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