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青島、テレビドラマ『廠花』を放映

 

 

ドラマスチール
青島市放送局と「名揚影視」の共同プロデュースにより、馬蘇、姜武など実力派俳優が演じる32回のテレビドラマ『廠花』が3月26日より、青島テレビドラマ映画チャンネルの「1850劇場」で放送がスタートする。このドラマはすべてのシーンが青島で撮影されたため、クランクイン時から注目を浴びている、女性を中心とする大河ドラマである。

『廠花』の舞台は80年代初期、生まれつき優れた素質で「廠花」(工場の花)と称えられた白玉萍(演・馬蘇)の、運命に翻弄され、苦しみ、悲しみに満ちた伝記ストーリーである。姜武と馬蘇の「美女と野獣」に似た組み合わせ、複雑に入り組んだストーリーと、レトロな場面が『廠花』の三大セールスポイントとなっている。

ドラマ作品の後期編集プロセスにおいて、『廠花』の一部を見た業界関係者は、青島のプロデュースによるテレビドラマの質の高さに魅了され、主な地方テレビ局が放映権を争うものとなっている。現在、地方テレビのほか、衛星テレビ局数局が制作側と版権購入の合意に達している。『廠花』の査暁欣監督は、青島人である。青島で育った査監督は、青島に対して好感と数々の思い出を抱く。その自らの感情と思い出がドラマ内の場面に溶け込んでいる。

ドラマの場面のなか、青島の人々は、よく知る旧市街の道の名前をすぐに見つけることができるだろう。「栄城路」「莱陽路」「金口路」などは査監督の子供時代の青島の思い出であり、そのなかには、彼が幼い頃に見た『暗礁』の情景も含まれ、その記憶に基づき、当時のキャメラの位置に基づきシーンが撮影されている。

青島双桃精細化工有限公司の旧敷地、旧作業場がドラマ中の工場の所在地となっている。それは約1世紀の歴史があるといわれる全国でもっとも早期の染物工場の跡地である。シミが浮き出た、黄ばんだ壁の工場の作業場が様々なシーンの背景となっている。それは、病院、郵便局、派出所などである。

視聴者が青島の街をよく知るか、あまり知らないかに関わらず、ドラマのなかの80年代のレトロなシーンは、感慨を催させる。それはプロデュース側がこのドラマの高視聴率を確信する主な理由となっている。(李魏)

 

人民中国インターネット版 2011年4月1日

 

 
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