青島市南墅鎮の大青山は、青島管轄区域内でもっとも中心部から遠いエリアである。20年あまり前、辺り一帯は荒れ果てていた。莱西市政府は、生態建設を契機として、大青山「封山育林」プロジェクトを起動し、10年あまりの緑化育成を経て、大青山は青島氏最大のハリエンジュ林基地となり、緑化率は95%以上にのぼる。
大青山が生き生きと蘇ると同時に、森林の防火が政府と市民の関心事となっている。
趙庶奎さんは若い公務員で、南墅鎮政府弁公室主任である。2001年、組織委員会は、彼を大青山森林公園に派遣し、林護防火隊の隊長とし、以来、趙さんは丸10年の間、大青山を守り続けている。
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趙庶奎さん |
森林保護員の仕事は、単調で、毎日同じ作業を繰り返す。防火服を着、腰にはトランシーバーと大型水筒を下げ、バイクに乗り山道を巡る。火の気を見つけたら直ちにトランシーバーで巡回中のその他の保護員に知らせる。警報を聞いたらみなは最速の速度で現場に駆けつけ、消火作業にあたる。
10年の間、趙庶奎さんは毎日18キロを巡り、2台のバイクを乗りつぶした。ざっと計算してみると、大青山を約30万キロメートル走ったことになるという。
長期間にわたる育林は、南墅鎮の名を次第に高めている。大青山林区には毎年、春秋には、観光客約3、4万人が訪れている。(劉錕鋒)
人民中国インターネット版 2011年4月1日 |