復元された明・清代の四合院(伝統様式の民家)が49カ所、700体余りのこま犬を含む各種の石彫りが2600以上。ほかにあずまや、水榭(すいしゃ/水に臨んだあずまや)もそれらを引き立たせている。2年以内に、青島張村河岸付近などに古い村を再建する計画だという。この古い村は、生き生きした歴史の記憶を満載するものとして観光客に開放される。まず最初に復元された3つの四合院がおおよその形ができており、記者はこのほど実物を見る機会を得た。
この古い街並みは、張村河の南側、黒竜江路の北側、台柳路の東側に位置し、鄭州路の延長線に貫かれ、1つの通りと2本の川、7本の路地から成っている。その7つの路地には、それぞれ河西街道事務所所管区域にある600年以上の歴史を持つ7つの村の名前が付けられている。また、この古い街並みは張村河に沿ってあり、建築中に古い河道がもう1本発見された。
現代の技術で再現された古代風建築とは違い、この古い街並みの建物は全体が中国北部の古い民家を復元している。関係部門は中国北部各地から古い彫刻の施された石材、レンガ、梁や柱、絵が描かれた板などを収集し、古い街並みを再現させる中で生かすという。現場で見た様子では、すでに3つの四合院が復元されており、装飾の美を極め、長い歴史を有するように見える。特に梁と柱、絵が描かれた板及び木製の窓枠はすでに朽ちつつあるようで、これらの部材はすでに5、600年の歴史を持つという。
また、古い街並みが完成した後、孔子を祭るための孔子廟、中国伝統文化を広める国学堂も建設し、そこに漢方医学ホール、伝統工芸などの工房お、古い舞台などの伝統要素を組み入れる計画だ。この古い街並みは2年以内に古い建物によって復元されるという。(姜慧麗)
人民中国インターネット版 2011年4月6日
|