現在、国家商務部が正式に回答し、青島市に現在ある山東国際農産品展示取引センターに依託し、海峡両岸(青島)農産品取引物流センターを設立することに同意した。これは福建省の泉州、江蘇省の昆山、上海、浙江省の玉環に続き、商務部が設立を承認した5番目の海峡両岸農産品取引物流センターであり、同時に中国北方で初のものとなった。
山東国際農産品展示取引センターは城陽区にあり、山東省唯一の専門農業展覧館で、毎年10月に青島国際農産品商談会が行われている。センターの総投資額は1億3000万元で、建設面積は3万2000平方㍍、展示面積は2万5000平方㍍。すでに完成している部分と建設中のものを合わせた施設には、5万トンの大型冷蔵庫、4万平方㍍のサービスアパートメント、8万8000平方㍍の青島特産海産物観光市場などが含まれる。このほか、ここには国家農業部青島農産品品質安全監督検査試験センターが2005年に設置されている。
紹介によると、海峡両岸(青島)農産品取引物流センターの設立は、青島市と台湾地区の経済・貿易を、特に農産品分野での交流と協力を強め、台湾の先進的農業技術と管理を引き入れ、青島の農業の進歩と発展を推し進めるのに重要な役割を果たすものとされている。これと同時に、青島及び中国北方と台湾地区農業品の貿易交流をさらに進め、同時に両岸の協力分野を広げ、お互いの投資のさらに広い舞台づくりを促進する。(沈俊霖)
人民中国インターネット版 2011年4月14日 |